机に向かうことばかりが知育ではない
我が家で1番大切にしているのは、体験を通した知育です。
プリント学習やワーク、学習型の習い事も良いけれど、特に幼児のうちは親子で様々な体験をすることが良いと思っています。
特に幼児は慣れていないと、おとなしく座ってプリントをする、というのが難しい場合が多いですね。
我が家も学習の習慣づけに、と思いワークに取り組んでいますが、まだまだその日の機嫌によってやらなかったり、取り組んでも集中できなかったり様々です。
それに比べて体験型の知育は親子で遊び感覚で取り組むことができます。
楽しい!と思う気持ちを大事にする
私が大切にしたいのは親子で「楽しい!」と思える時間を増やすことです。
いくら子供のためを思っての知育といえど、親がイライラしてしまったり、子ども達がぐずぐず機嫌悪くなってしまうと本末転倒だと思うのです。
あくまでも、子ども達の気持ちを優先し、楽しい!もっとやりたい!
と遊び感覚で取組みやすいのが体験を通して学ぶ魅力だと思います。
自分なりの体験から感じたことの記憶が大切
誰しも体験あることだと思うのですが、授業で教わったこと、教科書で読んだこと、仕事で教えてもらったこと。
何となくわかったような気になっていても、聞いたり本を読んだだけでは実際手を動かすと分からない。
人に上手く説明できなかったり、きちんと理解できていないなぁと感じることがあるのではないでしょうか。
でも実際自分がやってみることでわかることがたくさんあると思いますし、
簡単だと思っていても失敗してしまったり、新しい発見があったり。
そういう実際の体験を通した自分なりの感想を持つときっと忘れないものだと思います。
例えば、子どもと月の満ち欠けを図鑑で見る
⇨実際に月の観察をする
⇨子ども達は欠けていくことがリアルで体験できて記憶に残ったようです。
また月の表面には大気がなくて隕石がぶつかりやすいのでクレーターがたくさんあるんだよ
っと話をしていてもピンときていなかったようですが、
その後科学館の望遠鏡で月の表面をみる機会がありました。
その時、実際に見た月のクレーターが子ども達には印象深かったようです。
外発的動機付けと内発的動機付け
皆さんは「外発的動機付け」と「内発的動機付け」という言葉を聞いたことありますか?
簡単に言うと、外発付け動機付けはいわゆるご褒美を使ってやる気を引き出すようなことです。
例えば「テストで90点以上取れたら○○買ってあげる」「○○ができたらゲームしてもいいよ」等です。
場合によってはとっても有効です。
しかし、外発的動機付けばかりを使用しているとご褒美が目的になってしまいます。
早く終わることばかり重視してミスが多くなってしまったり、最悪の場合、いい点数を取ろうとカンニングをしてしまう、と言うことも招きかねないそうです。
一方、内発的動機付けは自分の「好き」「面白い!」という気持ちからやる気が引き出されるものです。
自らの興味関心から意欲が湧くのでやる気が継続しやすいです。
自ら継続して学び続けるのであれば、この内発的動機付けを重視しなければならないと思っています。
私が個人的に子どもたちを見て思うのは、子どもって本当に自分の好きなことになるとものすごい集中力を発揮します。
あっという間に好きなキャラクターの細かな違いを覚えたり、電車の種類を覚えたり、好きな物であれば「そんなことまで覚えたの?!」とびっくりされる方も多いのではないでしょうか。
子どもたちのこの「好き」の気持ちを上手に取り入れることができると、より楽しんできるのではないでしょうか。
そして、この「好き」の気持ちを育むため、興味関心を持ってもらうために、幼児の頃からたくさん知識の種まきをしておくことが重要だと思っています。
今はすぐ興味が持てなくても、何年か後にもしかしたら「知ってる!見たことがある!」と興味を持ってもらえるかもしれません。
特別なことでなくても、身の回りのちょっとしたことに感心を持ってもらえるように工夫しています。
何より親子で楽しい時間が増える
そして何より親子でたくさん体験することのいいことは、
子どもとたくさん会話して一緒に考える、
子どもと向き合う時間がより充実したものとなることです。
それでいて知育になるって素晴らしいと思いませんか?
特に幼児のうちは、自分が興味持った物事に親も興味を持つと嬉しくなり、
色んなことを覚えようとしたり、発見したことを教えてくれます。
例えそれが間違っていたことでも、自分で考えたり発見したことを他人に伝えようとすることを考えながら話すことは幼児には難しいことです。
まずはじっくり聞いて認めてあげることも大切ですね。
皆さんも、親子で身の回りのことを通してぜひ様々な体験をしてみて下さい。
そして、子どもの楽しい!好き!の気持ちをたくさん見つけて
たくさん親子で会話して楽しい時間を過ごしてみて下さいね。