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調剤薬局での待ち時間の有効活用方法3選【現役薬剤師ママが回答】

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こんにちは。現役薬剤師ワーキングマザーのririです。

皆さんは保険調剤薬局って利用したことありますか?

保育園に通い始めると熱を出したり、常に鼻水が出ていたり…小児科へ受診する機会も増えますよね。

受診後は薬をもらいに調剤薬局へ行く必要があるところが多いと思います。

忙しい時間の合間を縫って受診しているのに薬局でも時間を取られ、子どもは不機嫌、親は疲弊している…なんて事例をよく目にします。

子連れワーキングマザー
子連れワーキングマザー

病院で疲れているのに、調剤薬局でさらに待つなんて正直無理です!!

子連れお父さん
子連れお父さん

子どもが待合室でじっと座って待つことは難しいです。早くしてください!

実際、子どもを持つまで病院にはほとんど行ったことなかったから薬局の仕組みがよくわからない、という方も多いんじゃないでしょうか。

そんな方のために意外と知られていない調剤薬局での待ち時間問題を解決できるヒントになればと思って書きました!

保険調剤薬局とは?

なんですぐ薬出してもらえないの?

まず知っておいて頂きたいのは、調剤薬局は近くの病院とは全く別の医療機関であるということ。

なので初めての来局であればアンケートの記入、保険証や受給者証の提示が必要になります。

病院に隣接している薬局でも別の医療機関であるため、もちろん勝手に個人の情報を共有できません。

こちらとしても申し訳ないと思うのですが、初回アンケートや保険証の提示をお願いしております。

さて、待ち時間が長いのは処方箋を受け取ってから入力や取り揃え、監査、必要があれば処方元に疑義照会を行っているからです。

そのまますぐ「はい。どうぞっ!」と薬だけ渡しているわけではないのです(よく聞かれるので念のため)

そして他に待っている方が多い場合や、粉薬を複数調剤する、軟膏を混合する、1回分を袋詰めする一包化調剤を行うとすると時間をもっといただく場合が多いです。(機械であっという間!のものもありますが、各薬局により事情は異なります)

薬局内で長時間待てません!待ち時間ってどうにかならない?

必ずしも薬局内で待たなくても大丈夫。待ち時間の有効活用できます!

子どもがぐずりだしてもう待てない!待合室がいっぱいなので帰りたい。時間がない!

そんな場合は先に処方箋のみ預けて数時間後、あるいは後日取りに行っても基本的には大丈夫です。

もちろん薬局のスタッフには必ず外出する旨をお伝えくださいね。

その際処方箋には有効期限がありますので、期限内に取りに行くようにしてください。

期限は基本的に処方発行日を含めた4日間【土日祝含む】【定休日含む】です!

(例) 金曜に処方箋を発行(1日目)⇨ 土曜 ⇨ 日曜 ⇨期限は月曜まで(4日目)

例え土日休み、月が祝日で定休日だとしても期限は延長できませんので注意してください。

もし、何らかの事情があって4日以内に取りに行くことが難しいと予めわかっているのであれば、処方箋をもらう段階で病院に相談するのもありです。

もしかしたら先生が事情を考慮し期限を延ばして頂けることがあるかもしれません。

もし処方箋の期限が切れてしまったら?

⇨期限が切れた処方箋だと薬局では期限延長することができません。

もう一度処方元の病院で再発行して頂かないと行けないので注意してくださいね。

どこの調剤薬局を利用してもOKなんです!ただし注意点も…

意外と受診した病院(クリニック)の近くの調剤薬局で薬をもらわないといけない、と思っている方が多いです。

しかし、【保険調剤薬局】となっている薬局であれば全国どこの病院(クリニック)の処方箋でも受け付けることができます

調剤薬局は探すと皆さんの近所にもたくさんあると思います。最近はショッピングモールの中にも併設されていたりしますね。

もちろん、上記にあげたように、先に処方箋を預け、お買い物後に受け取りもOKですよ。

電車や車で自宅から遠い病院に通っている方で「今から薬局に行くと帰宅が遅くなりそう」「電車の時間に間に合わない!」という声をよく聞きます。

そんな時はぜひ近所の薬局を探してみてくださいね。

注意点としては『薬が全て揃わないかもしれない』ということ。

普段受けている処方元以外の薬だと在庫がない場合があります。

せっかく近所の薬局へ処方箋を持ってきたのに「在庫がありません」「取り寄せに時間がかかります」

と言われてしまっては残念な気持ちになるので、できれば事前に電話で在庫があるか確認しておくことをおすすめします。

いつも飲んでいるお薬で手持ちがある場合は、取り寄せとなっても問題ないこともありますが、新しい薬だったりすぐ手持ちがない場合は注意が必要です。

スマホを持っていればアプリの活用も!

最近は各社それぞれスマートフォンのアプリを出しているところもあります。

アプリでできることは各アプリによって多少違いますが、処方箋を写真で撮って送り、予め用意しておいてもらうことができます。

アプリに連絡先、簡単な要望(ジェネリックの希望有無等)も記入しておけば、薬局側としてもとても助かることが多いです。

調剤完了後にスマートフォンに通知を送ってくれるところが多いので、その後都合の良い時間帯に来局して受け取ればOK!時間を有効に使うことができます!

また、医療機関によってはその病院から調剤薬局へ直接FAXを送ることができるところもあります。

主に大きな総合病院に多いです。病院のスタッフに聞いてみても良いかもしれません。

アプリ、FAX利用の場合でも処方箋の期限には注意!

また、アプリ、FAXのみで薬はもらえません。

薬の受け取りには必ず処方箋原本が必要になりますので注意してください。

あくまでも予め用意してもらえるということです。

薬局の待ち時間を上手く活用しましょう。

以上、今回は待ち時間の負担を減らせるような方法を記載しました。

①必ずしも薬局内でずっと待っていなくても良い。外出OK!

「保険調剤薬局」とあればどこでも利用できる!自宅近くの薬局、顔馴染みのスタッフがいる薬局、ショッピングモール併設の薬局…

処方箋アプリの活用を!先に用意しておいてもらうことができる。

実際、自分が患者として行くと、例え10分でも長く感じるんですよね。

子連れなら尚更!5分もじっとしていない子ども達なので大変です。

そんな子連れのお父さん、お母さんたちが少しでも待ち時間の負担が減って薬局へ行くことが負担にならなければ良いなと思います。

ABOUT ME
riri
現役薬剤師・幼児年子の男女を育てているワーキングマザーです。 日々の知育の取り組みについて発信しています。 知識だけでなく、体験を通して自分で考えることを軸としています。 そして自分で考える力を伸ばしていって欲しいと思っています。 また薬剤師からみた子育てに役立つ知識を発信予定です。