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子どもの思考力を育てたい!考える力のためにしてはいけない声かけ

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子どもの思考力を育てたい、と思っている親御さんは世の中にたくさんいると思います。

私もそうですが、いわゆる指示待ち人間のようになってほしくないな、自分で考えて行動できる子になって欲しい、と日々思いながら子育てしています。

しかし、世の中には色んな情報が溢れかえっているので何を取り入れていいのやら…

親の方針がブレブレになってしまいがちです。

先日、保育園からいただいた冊子の内容にとても共感しました。

私も以前より同じように感じていた内容であり、ぜひ心に留めておきたいと思ったので綴ります。

指示を出しすぎない、先回りしすぎない

当たり前ですが、私たち親は生まれたときからずーっと子どものお世話をしています。

小さくて何もできなかった乳児期の沐浴、おむつ替え、離乳食、着替えetc…常に子どもの側でお世話をしてきました。

すると、いつまでも何かしてあげないとだめな気がして幼児期になっても細かく指示を出したりお世話をしてしまっていることに気がつきました。

保育園に行く日の朝のことです。

子どもが脱ぎ散らかしたパジャマを洗濯かごへ持っていき、着替えも用意してお手伝い。

ご飯を早く食べるように促し、

「ご飯は終わった?歯磨きは?手と口は拭いたの?トイレにも行っておいてね。トイレの後はちゃんと手洗ってよ。」と声かけ。

手を洗い始める前に袖口が濡れないようにさっと袖を捲り上げる。タオルを用意して待っている。

靴下と靴を用意して、カバンと水筒その他荷物を全て私が用意して玄関にセットしておく…

これでは自立してほしい、と思っているのにいつまで経っても自分ではできるようにはなりません。

1歳くらいの子なら当たり前かもしれません。しかし、うちは年中年少児です。

息子は来年年長さんだし、小学校生活も視野に入れてリズムを整えなければいけません。

こちらがたくさん指示を出して先回りして用意していれば比較的物事はスムーズに進み、周りからはとても良い子に見えるでしょう。

しかしそれは親にとっての「都合の」良い子であると言うことに気がつきました。

(我が家の子どもだちは決して1回の指示だけで動いてくれる子ではありませんが)

朝の忙しい時間だからこそ、あれこれ先回りして用意しておきたくなりますが、ここはグッと我慢が必要だと思いました。

子どもも何も言わなくても必要なものが用意されていて、次にすることを親が指示してくれると自分で考えなくても良いので楽だと思います。

人間は本来、思考力を使わないほうが楽なのでそちらに流れていきやすいんだそうです。

小学生になったからと言って急にできるものでもない。

小さい頃から何も練習せずに「もう1人でできるでしょう。自分でしてね。」と急に投げ出されては大きくなってもできるようになりません。

我が子が失敗しないようにいくら先回り用意していても、いつかはそのお手伝いができなくなる日が来ます。

大人になって失敗をしてしまった時に、幼い頃に失敗した経験があまりないと、打たれ弱く自己肯定感が下がってしまうのではないかと思います。

ぜひ今からでも幼い頃に何度も1人で考えて行動する、失敗する、原因を考える、他の方法を試してみるのサイクルができるようにサポートしてあげたいと思いました。

叱りすぎない

上記の内容にも似ているかもしれませんが、ついつい子どものできていないことばかりに目がいって叱ってしまったり小言を言ってしまったりしませんか。

…私はよくあります(反省)

きっと誰しもが自分の子どもには幸せになってほしいと願っているはずです。

我が子が将来困らないようにという想いからか、つい出来ていることでなくて出来ていないことを叱ってしまうことがあります。

「お箸の持ち方がおかしい」「手がきちんと洗えていない」「そんな風にコップを持っていると牛乳こぼれるよ!」とか汗

どれも伝え方の問題だと思います。

どれもわざとしている訳ではないのに叱ってばかり(私の場合は怒ってばかりでしょうか)

だと、子どもは叱られないようにしないといけない、という判断基準を持つようになってしまうそうです。

大人でも一緒ですよね。

叱られてばかりいると自己肯定感も下がり、自分で工夫をするよりも

「叱られないように気をつけよう」という思考に陥りやすいのは容易く想像ができます。

待てない、待たない

上記2点にも共通しているかもしれません。

特に働いていると、私は常に時間に追われているような感覚になります。

つい子どもに「早くして」「間に合わないよ」「急いで」等声かけしてしまいます。

子どもを見ているとわかりますが、まだまだ言いたいことや思考を整理するのに時間がかかります。

子どもにじっくり考える時間を与えず、急かしてばかりいると、子どもは考えないようになってくると言います。

時間をかけて考えていると叱られてしまうので回避しようとするのです。

「うん、わかった」と返事する割には何も分かってないね?というようなことが

うちにもあったなぁと思い出しました。

まとめ

指示出ししすぎない、先回りしすぎない、叱りすぎない、待てない

どれも共通するのは大人の都合で(仕事など)振り回さず、子どもの意思を尊重してあげることが大事なのかなと感じました。

文章にすると簡単なようで、実際はとてもとても難しいと思います。

親の忍耐が試されているような気分ですね。

育児は育自と言いますが、まさにこのこと!という感じです。

そして時間と親の心に余裕を持っていないと難しいのでは、と感じました。

私の場合は特に平日の朝にこのような状況になりやすいです。

もっと朝の時間は、余裕を持って準備に取り掛かれる仕組みを考え直すべきだと思いました。

毎日必ず上記のことができなくても、常に意識していたいですね。

私は朝のルーチンについてまた考え直してみたいと思います。

ABOUT ME
riri
現役薬剤師・幼児年子の男女を育てているワーキングマザーです。 日々の知育の取り組みについて発信しています。 知識だけでなく、体験を通して自分で考えることを軸としています。 そして自分で考える力を伸ばしていって欲しいと思っています。 また薬剤師からみた子育てに役立つ知識を発信予定です。